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どうなの?卵子凍結

執筆者の写真: Yuri MatsumotoYuri Matsumoto

更新日:2023年12月8日





都の卵子凍結保存助成、オンライン説明会に5000人超の申し込み…9割が30代


東京都が始めた卵子の凍結保存費用の助成制度を巡り、助成の条件となるオンライン説明会への参加申し込みが5000人を超えたことがわかった。都は「反響が大きい」として、年明け以降も説明会を開催する方針だ。」

 

 東京都の卵子凍結助成制度のオンライン説明会にかなりの注目が集まっているようです。


 健康な女性向けの卵子凍結は、一部の不妊治療のクリニックなどではかなり前から行われていましたが、こうして公的な助成も行われることとなり、一層、社会的な認知が進んでいきそうです。


 記事には説明会参加者の過半数が、30代後半の女性であることが書かれていますが、これにはちょっとした意味も隠されているとも思います。

 女性は35歳付近を境に、妊孕性(妊娠のしやすさや生殖能力を指す言葉)が下がっていくことが知られています。


 なので、30代後半の女性が卵子凍結の説明会に殺到したというと、「ちょっと年齢的に卵子凍結するには遅くない?」という意見もあるかと思います。


しかし、私の意見としては・・・卵子凍結・・・


やりたいなら、挑戦しましょう


不妊治療

 なぜかというと、自費で行う場合、ひと昔前は数回の採卵で100万円近くかかり、さらに凍結保存する卵子の数により、更新料もそれなりにかかるという、経済的なデメリットもありました。

 しかし、近年は卵子凍結に多数のクリニックが参入したこともあって、価格が下がり、経済的な負担が減っているところに、東京都は助成金を出すといっています。


 「じゃ~、やりたい思いがあるなら、挑戦しましょうよ!」


 ただ、その成功率の低さは体外受精を下回るもので、「卵子凍結をしたから絶対安心」とは決して言えませんし、将来のパートナーの妊孕性(男性は精子力がカギ!)も重要です。

 

 日本産科婦人科学会による2021年のデータによれば、凍結されていた卵子を使用した体外受精では、1回の治療当たり生産分娩数(赤ちゃんを抱けた率とでもいいましょうか)は7.3%、移植当たりでも13.6%という成功率の低さです。そこに年齢という因子も関わってくると、なかなか難しいものがあります。

 また卵子の加齢は止められても、母体の加齢は止められないので、高齢で妊娠した際は、高度医療設備のある産科での、厳重な管理も必要な場合もあります。


 なので、個人的には遅くとも、30代前半で卵子凍結しておくのがいいかなと思いますね。できれば早めにパートナーが見つかって、普通に妊活をして、赤ちゃんを授かるのが一番いいですが、凍結卵子を使う事になったなら、未来の投資には意味があったと言うことになります。


 でも、行政が卵子凍結に助成金を支払うなんて、時代は変わったな~と思います。


 女性たちの人生の選択肢が増えることには、私は大賛成です!!


 

あなたは卵子凍結、してみたい?

  • Yes!

  • No...

  • わからない



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